生命の星

ストレス・トラウマ予防対策室

一般社団法人 日本救急救命士協会事務局
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株式会社日本救急救命士協会

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前文
 人類は、天変地異なき平和で安全な、美しき地球社会を希求している。ところが、この地球上では地震や風水害、火山噴火といった天災に加え、列車や航空機の事故といった人災が後を絶たない。また、飢餓や疾病に苦悩する人々の数は増加の一途である。
 救急救命士は、苦しんでいる人々に救いの手を差し伸べたいという思いを胸に、世界中の至る所に迅速に駆け付け、いかなる状況下にあっても、人間の命と霊性の尊厳を厳守することを使命としている。
 救急救命士としての医療専門職たる地位は、救急救命士免許によって救命行為を実践する権限を付与された者であり、責務を認識し履行するという使命感を持って修錬し、救急救命士として臨床経験の浅き者から熟達者に至るまで、人の命を救うために、力を合わせるものである。
 私達は以下の通り、一般社団法人日本救急救命士協会の「救急救命士の倫理綱領」を厳守することを、ここに誓う。


条文
1 救急救命士の基本的責務は、生命の維持、苦痛の予防と軽減、健康と霊性の増進、救急医療サービスの発展
  と世界平和、世界人類の救済に貢献することである。

2 救急救命士は、国籍・人種・宗教・信条・社会的地位に関係なく、人間たる尊厳に対し忠実に、患者のニーズに
  応じたサービスを提供する。

3 救急救命士は、世界人類にとって有害となり得る専門的知識・技術を一切使用することはない。

4 救急救命士は、守秘義務を遵守し、個人情報の保護に努めると共に、法律による必要性がない限り、職務上知
  り得た個人情報を開示することは一切ない。

5 救急救命士は、国憲の堅持、国法の遵守をもって、日本国民たる責務を果たし、医療専門職として、あらゆる
  人々に遍く公共の福祉を増進する。

6 救急救命士は、専門的技能を維持し、チーム医療においてメディカルスタッフ及び関係機関との間に緊密な連
  携を構築し、協力の下で職務に当たる。

7 救急救命士は常に、個人の責任として継続的研鑽・学習に励み、専門的知識・技術の水準を維持し、病院前救
  急医療学の発展に寄与する。

8 救急救命士には、人々を保護する義務があり、専門的職能を必要とする職権を、技能・資格なき者に委ねるこ
  とは一切ない。

9 救急救命士は、職能・倫理に反する行為に加担することを一切拒否し、こうした侵害の撲滅に向け厳しい態度
  で臨む。

10 救急救命士は、その専門職組織を通じて活動することで、救急医療サービスにおいて安全で正当な社会的経
  済的労働条件の確立と維持に参画する。


一般社団法人 日本救急救命士協会

本綱領は鈴木哲司と須釜幸男による草案・推敲の上、一般社団法人「 日本救急救命士協会 」総会において、平成22年5月8日正式採択されたものです。

 
一般社団法人 日本救急救命士協会